多嚢胞性卵巣症候群は、排卵障害の一つといわれており思春期頃から成年期の妊娠可能な年齢になっている女性に見られる疾患です。
多嚢胞性卵巣症候群が生じると、卵子の元となる卵胞が発育する時間を要するため排卵が起きなくなり月経周期が徐々に長くなるなどの傾向があるようです。
なお、多嚢胞性卵巣症候群は女性20人から30人に1人の割合で発症するといわれており、治療をしなくても死に至ることはないけれども不妊などのデメリットがあるため早めの治療が大切です。
多嚢胞性卵巣症候群の治療は、排卵障害から生じる不妊に対するものと病気の原因に対する2つの治療を行うのが特徴です。
妊娠を希望する場合には排卵誘発剤による治療を行い、内服薬からはじめて効果により注射薬を使います。