子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内組織が、卵巣や腹膜など子宮以外の場所で増殖したり剥離することが繰り返される、これを子宮内膜症と呼びます。
子宮内膜症の症状の代表的なものには痛みと不妊の2つがあり、痛みの中でも月経痛は子宮内膜症の病気を持つ患者さんの約9割に見られるといわれています。
月経時以外にも腰痛や下腹部の痛み、性交通などもあるようです。
月経のときには子宮内膜から分泌されることで痛みが生じる、これは原因物質のプロスタグランジンと呼ばれるもので、子宮内膜症が生じている場所から分泌される関係から月経痛が強くでやすくなるようです。
気になる症状が起きたときには、早めに婦人科への受診および治療が大切な病気です。